100年後の千里山をつくるのは、この子どもたち。~千里山の昔と今、そして未来を考える授業~

2026年6月3日(水)と6月10日(水)に、千里第三小学校3年生のみなさんへ、千里山まちづくり協議会メンバーとして出前授業を行いました。今回の授業のテーマは、

「千里山の今と昔、そして未来。」

まずは、開発当初の千里山の写真と現在の風景を見比べながら、

「昔はこんな景色だったんだ!」
「どうして町はこんなに変わったんだろう?」

子どもたちは次々と手を挙げ、自分なりの考えを一生懸命発表してくれました。
昔の阪急電車や千里山駅、開発当時の小学校など、普段何気なく見ている景色にも長い歴史があることを知り、驚きや発見がたくさんあったようです。

町は突然できたものではなく、多くの人の想いや努力によって少しずつ育まれてきたことを感じてもらえる時間になりました。

絵本だから伝えられること

授業の後半では、私が絵本『千里山100年ものがたり』の朗読を担当しました。

授業の前半は元気いっぱいに発表していた子どもたち。
けれど朗読が始まると、教室は驚くほど静かになりました。

スクリーンに映る一枚一枚の絵を見つめながら、子どもたちは物語の世界へ引き込まれていきます。
ページをめくるたびに、真っすぐなまなざしがこちらへ向けられ、その姿に私も胸が熱くなりました。

改めて、言葉には人の心を動かす力があることを実感した時間でした。

子どもたちの言葉に感動

授業の最後には、感じたことをワークシートに書いてもらいました。
そこには、

「噴水が5つもあったことを知らなかった。」
「戦争のお話が悲しかったけれど感動した。」
「神社のおかげで今の千里山があることが分かった。」
「初めて千里山に来た人にも、この話を伝えたい。」

そんな素直で温かい言葉がたくさん並んでいました。

知識として学ぶだけではなく、自分の住む町に興味を持ち、大切に思う気持ちが育っていることが伝わり、とても嬉しくなりました。

私が届けたいもの

私は元アナウンサーとして、長年「伝える仕事」をしてきました。

そして今は読み聞かせアナウンサーとして、言葉に想いをのせて届ける活動を続けています。
でも、私が本当に届けたいのは「声」だけではありません。

自分の町を好きになる気持ち。
命をつないできた人への感謝。
未来へ受け継いでいこうと思う心。

そんな目には見えない大切なものを、言葉を通して届けたいと思っています。

100年前、この町を築いた人たちは、きっと今の千里山を想像しながら未来へ願いを込めていたはずです。
そして、その想いを受け取った子どもたちが、今度は100年後の未来へとバトンをつないでいく。

今回の授業は、そんな「未来への橋渡し」の時間だったように感じています。
子どもたちの真剣な表情を見ながら、この活動を続けていきたいという想いが、改めて強くなりました。

これからも朗読を通して、地域の歴史や人の想いを未来へつなぐ活動を続けていきます。

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