- 赤ちゃんへの読み聞かせって効果あるの?
- 最後まで聴いてくれないし絵本は早すぎるのかな?
赤ちゃんに読み聞かせをするのってなんとなく良さそうなイメージがありますよね。
でも本当に根拠があるのか疑問に思ったことはありませんか?
結論から言うと赤ちゃんに読み聞かせをするのは効果アリです。実は科学的に証明されているんですよ。
この記事では赤ちゃんへの読み聞かせが効果的な理由について解説します。
赤ちゃんに読み聞かせが効果的な3つの理由
- 赤ちゃんは生まれた日からママの声を聴き分ける
- 赤ちゃんは母親の声で賢くなる
- 子どもは母親の声で社会性が育つ
上記の3点についてわかりやすく解説していきます。
①赤ちゃんは生まれた日から母親の声を聴き分ける
赤ちゃんは産まれながらにママの声を聞き分ける能力を持っています。
2010年カナダ・モントリオール大学の研究では、赤ちゃんはうまれたその日からママの声と他の女性の声を聞き分けていたことが明らかになっています。
生後24時間以内の新生児にママの声と他の女性の声を聞かせながら脳波を調べたところ、ママの声を聞いている時は明らかに違う脳波が出ていたそうです。
赤ちゃんにとってママの声は他の何にも変えられない特別な声。
聴くだけで「ママの声だ!」とわかって安心できます。
絵本の読み聞かせはママの声を赤ちゃんに届けるとても簡単な方法の一つ。
赤ちゃんが大好きなママの声でたくさん読み聞かせをしてあげてくださいね。
遺伝子レベルで組み込まれているくらいママと赤ちゃんのつながりは強いんですよね。でもパパもあきらめないでくださいね!
②赤ちゃんは母親の声で賢くなる
日本女子大学の研究では、新生児はママの声を聴くことで呼吸が安定することが明らかになっています。
この研究ではさらに脳の背外側前頭前野(はいがいそくぜんとうぜんや)という部分が活発に働いていたこがわかったそうです。
背外側前頭前野には以下のような役割があります。
- 意欲を高める
- 記憶力を高める
- 情緒を安定させる
つまりママの声を聴かせるだけで、学習に関する脳の領域が刺激されるうえに気持ちが落ち着くということです。
ママの声を聴かせることは赤ちゃんにとってプラスしかありません。
だからママの声で絵本や読み聞かせに慣れ親しむことは赤ちゃんにとってたくさんのメリットがあるといえます。
赤ちゃんの脳を活性化させるなんてママの声って本当にすごいですよね。
③子どもは母親の声で社会性が育つ
一方でもう少し大きな子ども(7~12歳)を対象にした研究では、母親の声を聴くことで子どもの社会性が育つことが証明されています。
スタンフォード大学の研究では、母親の声を聴いている時の子どもの脳波を測定しました。
その結果、やはり他の人の声を聴くときと違って脳の一部が活性化されていることがわかりました。
ちなみに活性化するのは脳の以下のような部分です。
- 感情をつかさどる領域
- 喜びを感じる領域
- コミュニケーションに関する領域
幼少期に大切にしたいことがママの声を聴くだけで刺激されるなんてすごいですよね。
子どもはママの声を聴いているだけで脳が刺激され活性化されます。
だから赤ちゃんのうちから読み聞かせの習慣があることは、子どもの脳の発育に好影響だと私は考えています。
こんな時は読み聞かせをしなくても大丈夫
上記でママの声が赤ちゃんや子どもに与える影響について書いてきましたが、読み聞かせをしなくても大丈夫な時もあります。
それはママがしんどい時、気持ちに余裕がない時です。
読み聞かせは親子の絆を深めるおすすめの親子のかかわりです。
でママが読み聞かせをするのもしんどいくらい大変な時は、無理に読み聞かせをする必要はありません。
産後や育児中は体力が落ちているにも関わらず、自分の許容範囲を超えて頑張りすぎてしまうことがよくあります。
「あ、ちょっとしんどいかも」と感じる時は、少しでも休んで体力と気力を回復させてくださいね。
読み聞かせはママ自身も楽しむことが大事。楽しめそうにないと感じる時は疲れているサインなのでまずはゆっくり休んでくださいね。
【まとめ】赤ちゃんでも読み聞かせをする効果あり!
以上、赤ちゃんに読み聞かせをする効果について紹介しました。
ママの声には赤ちゃんの脳を活性化する作用があります。
でも「赤ちゃんにたくさん話しかけてあげましょう」と言われても何を話せばいいかわからなくて困る人もいますよね。
そんな時はぜひ絵本を活用してみてください。
絵本なら書いてある言葉を読むだけで良いので、赤ちゃんへの語りかけが苦手なママやパパでも無理なく取り組むことができます。
「まだわからないから」と絵本を遠ざけるのではなく、気軽にお子さんとの読み聞かせ時間を楽しんでみてくださいね。
コメント