12月7日、吹田市千里山の古民家〈ハヤシサンチ〉で絵本フェスタを開催しました。
当日は 約100名もの来場者 が訪れ、一日を通して笑顔とあたたかさに包まれる特別な時間となりました。

紅葉が美しく色づく庭にはマーケットや癒しのコーナーが並び、室内ではランプの優しい光に照らされた朗読ステージ。

どこを切り取っても“物語の中に迷い込んだような一日”でした。

谷口智則さんの読み聞かせで幕開け

会場がふっと静まり、子どもたちの目が絵本へと吸い寄せられる瞬間。

谷口智則さんの読み聞かせは、そのまま絵本の世界へ連れていかれるような臨場感があり、
大人も子どもも夢中で聞き入っていました。クリスマス絵本を2冊も読み聞かせいただきました。

サイン会では、作家さんと直接触れ合える貴重な時間に。好きな動物を描いてもらって
子どもたちの表情がみるみる輝いていくのが印象的でした。

私の朗読ステージ —— “声で届ける安心”

今回、私も朗読ステージを担当させていただきました。
絵本のページをめくるたび、子どもたちの視線がまっすぐに集まり、その純粋なまなざしに何度も胸が熱くなりました。

そして今回は特別に、サンタクロースも登場！
『わすれんぼうのサンタクロース』を一緒に朗読しました。
サンタさんが姿を見せた瞬間、子どもたちと会場の空気が一気に華やかに。

朗読のあとには、谷口智則さんの絵入りビスコをおみやげにプレゼント。
子どもたちが大事そうに手に持つ姿がとても微笑ましかったです。

おおたじゅんこさんの朗読ステージ —— 「たねとねっこ」のやさしい世界

今回のフェスタには、私の大学時代の先輩であり、
人気絵本『たねとねっこ』の作者・おおたじゅんこさんも出演してくださいました。

じゅんこさんの絵本は、会場の空気がふわっと温度を上げていくような時間でした。

絵本に込められた「どんな子も、その子らしく根を張って育っていけるように」という想いがまっすぐ伝わり、子どもたちだけでなく、ママたちの表情まで優しくほどけていくのが印象的でした。

終了後には、絵本を手に記念撮影されるご家族も多く、
絵本が親子の思い出をつくる瞬間をすぐそばで見守れることが私自身、大きな喜びでした。

じゅんこさんと同じステージに立てたこと、そして絵本を通してまたこうしてつながれたことに、
心から感謝しています。

マーケット・癒し・ワークショップも盛況

庭ではフリーマーケットや絵本販売が行われ、親子でのんびり楽しむ姿があちこちに。

キッズメイクや手形アート、ママがほっと一息つける癒しコーナーも好評。

「親子にやさしい時間を届けたい」そんな思いが行き交う、あたたかい空間になりました。

M’s voice Officeさきやまあやかさんとの特別朗読

最後は、みやにしたつやさんの『おまえ うまそうだな』で心がひとつに。

フェスタのラストを飾ったのは、M’s voice の さきやまさん と一緒にお届けした
絵本『おまえ うまそうだな』の朗読。

親子の愛情が静かに流れる名作で、読み進めるたびに会場の空気がしんと澄みわたり、
子どもたちはもちろん、ママやパパも物語の中へ引き込まれていくのが伝わってきました。

さきやまさんのあたたかい声に寄り添うように、二人で紡いだラストのメッセージ。
読み終えた瞬間、会場にはやわらかな拍手と笑顔が広がり、
「今日ここに来てよかった」と思っていただけたような、しあわせな余韻が満ちていました。

こうして、作家さん、音楽家、朗読家、サンタさん、スタッフ、そして来場してくれた子どもたち。
みんなの力がひとつになって完成した、かけがえのない一日となりました。

ご来場くださった皆さまへ

100名もの方に足を運んでいただき、笑顔あふれる一日を一緒に過ごせたこと、
心から感謝いたします。

これからも“声でつながる安心のひととき” を届けられるよう、
朗読を通して活動を続けてまいります。

ご家族の皆様、スタッフの皆様、そして会場を提供してくださったハヤシサンチの皆様、
本当にありがとうございました。

主催
M’svoice Office
ほっこりサロン千里山
絵本フェスタin実行委員会